真実さんのちょっとこぼれ話

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チーフインストラクター真実さんのちょっとこぼれ話

経歴24年の真実さんですが、いったいなぜ「馬」と「人」との相性をいとも簡単に見極め、人の無意識(心の深層)や非言語コミュニケーションまで見えてしまうのか・・。疑問に思う方も多いのではないでしょうか?

今回はちょっとこぼれ話。真実さんに技術習得のきっかけを語っていただきました。

「20年以上前のかけだしの頃の話です。経験の浅かった私は、ある一つの壁にぶつかっていました。というのも、馬と人の相性を見極めることがまだまだできず、お客様から『楽しくない』というクレームが何度も出てしまっていたのです」

とのこと。

「2日間馬に乗ることのできるコーチングと違い、通常の乗馬レッスンは30分いくらの世界。ウマの合わない馬と人とがギクシャクしたまま乗馬をしていても、楽しめないのは当たり前ですよね。ですから、いかに早くウマが合う馬と人とをマッチングさせるか。そこがカギになります。今思えば当たり前の話です。ただ、当時の私にはわかっていてもそれができなかったのだと思います」

馬術競技者だった真実さんは、それぞれ個性の違う馬の気持ちがまさに手に取るようにわかりました。自身が乗馬をするときはいとも簡単に馬を乗りこなせてしまう反面、乗馬のインストラクターとして、自分以外の第三者が馬となぜ折り合わないのか、当初は理解することがなかなかできなかったそうです。

当時、インストラクターの資格はもちろん取得していましたが、イチから学び直すことを決意。今の真実さんと同じような、馬と人のマッチングに定評のあった、ある先輩インストラクターに師事することにしました。

「馬と人のウマを合わす作業は、実は乗馬界ではあまり行われていません。先ほど述べたように30分いくらの世界、回転数を上げてナンボですから手間と時間のかかるマッチングに手を出しにくいのだと思います」

「上田乗馬俱楽部では私をはじめ、どのインストラクターもマッチングの技術を持ち合わせています。各地で乗馬をされてきた方が、『上田乗馬俱楽部に来て初めて乗馬の楽しさが分かった』と言ってくださった時は、私たちがしてきたことは間違ってなかったと思いましたね」

「今では、他のインストラクターとお客様が乗馬をされている様子を横目でチラッと見るだけで、馬の反応からお客様の無意識の傾向が手に取るように見えてしまいます。見え過ぎるのも果たしてどうなのか・・と思わなくもないです(笑)」

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