上田ホースコーチングが大切していることを、さらに詳しくご紹介します。
馬と対峙する中で、無意識(心の深層)と非言語コミュニケーションを知る
「ホースコーチングで乗馬ができるって、それって普通でしょ?」
そう思われるのも無理はありません。でも、実は普通ではないのです。
国内で、ホースコーチングを取り入れている牧場はいくつかありますが、それらの牧場は乗馬を取り入れていません。(2021年12月現在)
せっかく馬に会いに来たのに、乗馬がないなんてちょっとガッカリしませんか?
でも、ご安心ください。
上田ホースコーチングでは、真実インストラクターをはじめ、ベテランのインストラクター陣がしっかりサポート。また、一回のレッスンを6名までとし、少人数体制できめ細やかなフォローを実現しています。
上田ホースコーチングの体験会にご参加いただくと、2日間みっちり乗馬をしていただきます。
(日頃、運動不足の方は筋肉痛にご注意を・・)
そして、何より大切なこと。
真実のココがPoint!
「馬はあなたの鏡です。乗馬をはじめ、馬と直接対峙することでしか得られない一生モノの体験が必ずあります」
上田ホースコーチングでは、その体験を大切にしています。
体験し
学び
掘り下げ
また体験し
体得する
それはまるで、小さい子どもが初めて自転車に乗れるようになる。そんな感覚に似ています。
自転車をそばで眺めていても、押しながら歩いていても、いつまでたっても自転車に乗ることはできませんよね。
自転車に乗り、勇気をだして補助輪をとる。そして、一度感覚を掴んだらいつまでも乗れるようになる。
上田ホースコーチングでは、あくまでも体得にこだわり、レッスンを開催しています。一度掴んだ感覚を逃さないようになる。そんなプログラムをご用意しています。
さて、ホースコーチングは自転車ではなく馬が相手。
馬にはさまざまな感情や個性があり、犬や猫を扱うようにはいきません。
では、馬を師とするホースコーチングで学び、得られることは一体何なのか。
それはつまり、
- 馬と対峙する中で、あなたの中の無意識(心の深層)を顕在化することができる。傾向や特徴を理解することができる。
- 馬と対峙する中で、非言語コミュニケーションの有用性を知り、それが馬(他者)のパフォーマンスをどう変えるのかを理解することができる。そして、実際の対人関係の場面でも活用できるように経験豊富なコーチ陣と一緒に磨き上げることができる。
と、言えます。順番に見ていきましょう。
馬と対峙する中で、あなたの中の無意識(心の深層)を顕在化することができる。傾向や特徴を理解することができる
「あなたの無意識は何ですか? その傾向は?」と、突然聞かれても「ん・・?」と思われるかもしれません。
そもそも無意識とは、どの様な状態を指すのでしょうか。
- 意識を失っていること
- ある事をしながら、自分のしていることに気付かないこと。
- 精神分析の用語。本人は意識していいないが、日常の精神の影響を与えている心の深層。
ホースコーチングで言うところの無意識とは、「③本人は意識していないが、日常の精神状態に影響を与えている心の深層」です。
例えば、
「アドバイスやささいなミスを指摘されると、つい反射的にNOと拒絶してしまう」
少しネガティブな例ですが、あなた自身や周囲の方で、このような傾向や特徴が当てはまる方はいませんか?
つい反射的に「他者と相対すると必ずこう返す」というパターンがあるとしたら、それは無意識があなたの精神状態、思考全般において大きなウエイトをしめているのだと言えます。
実は、脳科学や心理学の世界において
私たちの行動や思考を司どるのは、
無意識が97%
意識が3%
とも言われています。
つい反射的な行動をとってしまうのは実は無理もないことなのです。
ホースコーチングとしてのファーストステップは、まず自分の無意識を顕在化し、その傾向と特徴を知ることから始まります。
そして、その無意識が他者にどのような影響を与えるか。そこをじっくり掘り下げます。
上記の例で言うと、
「アドバイスやささいなミスを指摘されると、つい反射的にNOと拒絶してしまう」
無意識にそんなコミュニケーションをとっている方がいるとしたら、まずは、自分をじっくり内省(観察)します。
そう言われても、どうやって・・・? いきなりは難しいですよね。
教えてくれる。気付かせてくれるのは「師」である馬です。そして、コーチ陣がしっかりフォローしますので、ご心配なく。
さて、「反射的にNOと拒絶された側の気持ち」はどうでしょうか?
「あなたのために」と思って言ったことを突き返され
「好きにすれば」と意気消沈し、
「もういいや」と諦めてしまう。
そんな姿が目に浮かぶ方が多いのではないでしょうか?
その負の経験が積もりにつもって組織の結束感が失われ、面倒くさいからと波風を立てないように振る舞い惰性の関係になっていく。結果、組織のパフォーマンス力は決して上がることはない・・。
真実さんはQ&Aのなかで、馬は「鏡」だとお伝えしました。もし、あなたが無意識のうちに拒絶反応を起こしてしまう傾向があるのだとすれば、馬はどのように反応するでしょうか。
馬は忖度できません。正直に反応します。あなたはきっと、馬の態度を見ることで、あなたが周りに与えている影響について、客観的に知ることになるでしょう。
大切なことなので、繰り返します。
真実のココがPoint!
「あなたの無意識を顕在化し、その傾向と特徴を知る。その無意識が他者に与える影響について掘り下げることは、対人関係の健全化や円滑な組織運営にとって極めて大切な要素です」
馬と対峙する中で、非言語コミュニケーションの有用性を知り、それが馬(他者)のパフォーマンスをどう変えるのかを理解することができる。そして、実際の対人関係の場面でも活用できるように経験豊富なコーチ陣と一緒に磨き上げることができる。
周知のことではありますが、私たち人類には言語を持たない時代がありました。
霊長類は約5,000万年前に誕生し、私たち人間が言語を持ち始めたのは約5万年前とも言われています。
このことからも、言語を使ったコミュニケーションの時代の方がはるかに短いことがわかります。
つまり、私たちのDNAには、太古の時代から受け継がれてきた言葉を使わない非言語コミュニケーションの歴史が刻まれているとも言えるのです。
さて、馬を師とするホースコーチングですから、非言語のコミュニケーションの有用性について理解する上でも、もちろん馬と対峙する中で、ということになります。
例えば、オリンピック、パラリンピックの種目に「馬術」という種目があります。
テレビや新聞で一度は目にしたことのある方も多いのでないでしょうか?
オリンピックで実施される馬術には以下の三種目があります。
- 選手が燕尾服やハットを着用、社交ダンスのような演技を披露する「馬場馬術」
- さまざまな形状の障害物を飛び越えて走行する「障害馬術」
- 馬場馬術と障害馬術にクロスカントリーを加えた複合競技の「総合馬術」
馬術はまさに「人馬一体」そのものを体現しています。馬は騎手の意のままに自由自在に操られているように見えますよね。
では、騎手は馬に対してどのように指示を出しているのでしょうか。
競技の最中、騎手は「跳べ!」とか「横に移動しろ」などと指示はしません。
当たり前ですが、馬に言葉は通じませんので。
では、どうやって・・?
そこで、非言語コミュニケーションの出番というわけです。
馬にはそれぞれの個性があり、そもそも人に従順ではありません。
怖がり、甘えたがり、やんちゃ、暴れん坊、などなど。
それぞれの馬の個性を理解し、その上で最高のパフォーマンスを発揮するように日々の訓練を重ねるのです。
馬との非言語コミュニケーション → パフォーマンスの向上までを端的に表現すると、
- 馬の個性に合わせ、その馬にとっての一番効果のある「褒め方」「叱り方」「接し方」を見極める。
- 日々の非言語コミュニケーションで信頼関係を構築する。
- 馬から信用されると、怖いはずの障害ジャンプや、社交ダンスのような優雅な演技が合図一つでできるようになり、最高のパフォーマンスを発揮します。
間違いやすいのは、非言語コミュニケーションとは、その時その瞬間の「指示を出す」、「指示を聞く」という状態ではありません。
日々の積み重ねによる信頼関係の構築が非言語コミュニケーションです。
さて、私たち人間の世界ではいかがでしょうか?
部下やクライアントに対して、もちろん人間性や個性を見極め、それぞれに合った指導や、営業などを実施されている方がほとんどだと思います。
ただ、そのほとんどが言語によるものではないでしょうか?
パフォーマンスを上げようとしない部下
価値観の合わないクライアント
話を聞かない生徒たち
そして、ついつい口と手を出してしまうあなた・・・
私たちの行動や思考を司どっているのは、
無意識が97%
意識が3%
と、お伝えしました。
言葉を使い始めた歴史の短さや、無意識・意識による脳の働きにおいても、言語に頼った指示が部下に届かないのは、実は当たり前のことなのです。
つまり、言語に頼ったコミュニケーションでは、表面的な解決策にしかならず、結果、価値観が共有されることができない大きな原因となります。
無意識と意識を「氷山」と「氷山の一角」に例えることができます。
無意識=氷山
意識=氷山の一角
です。
無意識97%は水面下に隠れている氷山です。私たちの行動や思考は水面下の氷山(無意識)に支配されている部分がかなりの割合を占めます。そこをないがしろにして相手にアプローチしても、届くはずもありません。
氷山の一角(意識)の下に膨大な量の氷山(無意識)がある。それを理解した上で、日々の非言語コミュニケーションで信頼関係を構築する。
真実のココがPoint!
「非言語コミュニケーションによる日々の信頼関係の積み重ねがあれば、他者と価値観が共有できる。そして、指示(意識)に気持ちよく応えてくれる。その結果、最高のパフォーマンスが発揮されるのです」
怖いはずの障害ジャンプや、馬本来の動きとは異なる、社交ダンスのような優雅な演技ができるようになることと同じように、部下やクライアントはあなたの期待に必ず応えてくれます。
上田ホースコーチングでは、非言語コミュニケーションの有用性を実感していただくため、体験会の中で、さまざまな個性の馬たちに騎乗し、触れ合っていただく時間をご用意しています。
言語を持たない馬と、非言語コミュニケーションによる信頼関係の構築を体験していただきます。
非言語コミュニケーションによる信頼関係がある馬と、そうでない馬とでは指示に対するリアクションがどのように変わってくるのでしょうか。
この経験は、対人関係の構築に必ず活かされ、あなたの一生モノの財産になると確信しています。
自転車の例でも上げましたが、机上の勉強や外から眺めているだけでは、頭で理解することはできても、身に付けることは容易ではありません。
上田ホースコーチングで大切にしていることは、
体感し
学び
掘り下げ
また体感し
体得する
この学びを体得できればあなたは変わることができます。そして、周囲も変わります。
乗馬スキルは関係ない
今回のホースコーチングでは、技術の有無は関係ありません。
初心者の方でも、安心して取り組める内容とサポートになっていますので、ご安心ください。
上級者の方も、スキルに頼った乗馬スタイルで騎乗している方にとっては、スキルアップはもちろんのこと、それぞれの馬の個性に合わせた騎乗が可能になります。
馬の得意、不得意がなくなりますので、乗馬の幅が広がるでしょう。
ただ、ホースコーチングはあくまでもリーダー育成のためのコーチングプログラムです。
ホースコーチングの学びを体得することができれば、乗馬スキルはどんどん上がりますが、それが目的ではありませんのでご注意を。
馬との相性に向き合い、最高のパフォーマンスを発揮するための接し方を学ぶ
「あの人とは、何かウマが合うよなぁ。嬉しいな」
「あの人のすることはいちいち癇(カン)に障るよなぁ。気に入らないな」
組織運営をする上で、ウマが合う人、合わない人がいることは当然のことですよね。
でも、リーダーにとって、ウマが合わない人を遠ざけていれば済むということは、なかなかできないことだと思います。
さらに、人は言語というマスキングが使える動物です。相手が心の中に隠した感情をいち早く見抜き、組織の一員として、気持ちよく最大限のパフォーマンスを発揮するように仕向ける。
リーダーには、そんな力が求められています。
さて、馬にも個性や性格があることはお伝えした通りです。
馬と触れ合う中で、あなたとマッチする馬、マッチしない馬が出てきます。
それはなぜか。
馬は、あなたの無意識を見抜きます。でもその理由は教えてくれません。馬には言語がありませんから。
上田ホースコーチングでは、レッスン中に個性の違う馬たちに数多く乗っていただきます。
なぜマッチするのか。
なぜマッチしないのか。
あなたの無意識と照らし合わせて、自己内省していただきます。
そして、もうワンステップ。
マッチする馬のやる気をそがず、さらにパフォーマンスを上げるためにはどのように接したらいいのか。
マッチしない馬にやる気になってもらい、自分の指示を聞いてくれるようにするためにはどのようにしたらいいのか。
真実のココがPoint!
「徹底的に掘り下げて、それぞれの価値観がある馬(他者)に対して、リーダーとしてあるべき姿は何か。それを学びとっていただきます」
これは、組織運営をする上でも極めて大切なポイントになります。
まとめ
ホースコーチングで身に付くこと
上田ホースコーチングでは、乗馬をはじめ、馬と対峙するなかで得られる体感と、そこからの学びを大切にしています。
馬は「師」であり、あなたを映し出す「鏡」です。
あなたの中にある、無意識(心の深層)を顕在化し、無意識が他者に与える影響について理解すること。
非言語コミュニケーションの有用性と、そこから得られる信頼関係に着目し、言語に頼るコミュニケーションを見直すこと。
それらはすべて馬から学び取ることができるのです。
そして、なにより一番大事なこと。
「体感し、学ぶ」で終わらせては、もったいない!
「体感し、学び、体得」しましょう!
上田乗馬俱楽部では、体得するための価値あるプログラムをご用意し、経験豊富なコーチ陣、スタッフがあなたのご参加をお待ちしています。
まずは、体験会へお越しください。
そこからきっと、あなたが「変わる」がはじまります。
【参照】
・EAGALA(馬支援成長学習協会),2015
・千葉大学教育学部研究紀-馬介在学習における学びのプロセス-
・一般財団法人ホースコミュニティHP
・広辞苑