小池彰さま ReMax合同会社 代表
ホースコーチングを受けて。
2日間のホースコーチングが終わった。 初めてホースコーチングという言葉を聞いた時は、
「ホースコーチング？ 馬を通して自分を知り、実生活やビジネスに活用する？ なんだそれ？ そんなこと出来るんだろうか？ 」なんか怪しいというのが最初の印象でした。
過去に何度か人間によるコーチングは受けたことがあったので、 人間より馬の方が分かるはずないじゃない？ しかも僕は60過ぎのお爺ちゃんです。 今さら自分探しでもないだろうに。 特に困っていることもないし、自分を変えたいわけでもなかったし。 何を言われたところで「そんなことは分かってるよ」くらいにしか思わないだろうな、と。
そういうわけで、多大な期待もなく、かなり冷静な気持ちで受けてみました。 ただこれまで少しは馬に乗ったことがあって、 『馬は自分を写す鏡』だとも聞いていましたが、 それにしてもですよ！ いくら馬が敏感だとしても、僕の悩みを理解できるはずもないし、そこからどんな答えを導き出せるというのか。。。 馬から解決策なんて見い出せるはずがないじゃないか。 そう思っていました。
しかし実際は全く違いましたね。 僕が何十年と蓋をして来た、見たくない自分、受け入れられなかった本当の自分を見せられる。 自分でも薄々感じていたことをハッキリと自覚させられる。 僕は仕事柄とにかくたくさんの人と接してきたので、言葉や態度で僕という人間をカモフラージュすることは難しいことではありません。 内心では快く思っていない相手とも、その気になれば満面の笑みをたたえて、まるで仲の良い友達のように振る舞うことも出来たし、それはかなり通用していたんじゃないかと思います。
しかし馬には一切通用しませんでした。 オーシャンという僕にとっては気難しく、なんとなく相性の悪さを感じる馬で、内心イライラしていましたが、 そんなことはおくびにも出さず、「いい子だね〜」「ありがとね〜」と態度や言葉で表しても全く通用しないのですから。 すっかり自信喪失してしまいました。
今まで自分がやってきたことは、いわゆる対人テクニックでしかなく、 そのテクニックに溺れて、いつしか「仲良し」良好な人間関係が築けていると勘違いしていたんじゃないだろうか。 だから裏切られることが多かったのではないだろうかと気付かされました。 痛いですね。泣きたくなりますよ、本当に。
また他の参加者のフィードバックも響きました。 継続した圧が自分には弱かったことに気付きました。 ある程度まで伸びてくると放任して完全に自主性に任せてしまう。 これはなるほどなぁとビジネス面でめちゃくちゃ役に立ちそうです。
受ける前は「とりあえず受けてみる」という冷めた感じでしたが、 終わってみて「みんなとにかく受けてみて！」に変わりました（笑） ビジネスはもちろん、夫婦関係でも子育てでも、良好な関係を築きたい人にはもちろんですが、 それだけじゃなく、 言霊は大事〜 すべてに感謝〜 人生は思い通りになる〜 自分は完璧〜 などと言って、それが出来てると思ってる人。 そういう人には是非ホースコーチングを受けてみて欲しいです。 ホースコーチングは『究極の内省』になると思います。
